ぽっちゃりの基準は何センチから?

女性のウエストサイズは、人によって「ぽっちゃり」の基準が違います。

ただ、一般的な目安を知っておくと、自分の体型を客観的に見られるようになりますよ。

男性目線で見ると67cm以上

男性295名を対象にした調査によると、こんな結果が出ています。

☑ 67〜69cm...「ぽっちゃり」と感じる人が最多
☑ 70cm以上...「ウエストが太い」と感じる人が増える
☑ くびれがあるかどうかも判断基準

ただし、これはあくまで他人からの見え方。

大切なのは自分が心地よく過ごせることですから、この数字に縛られすぎる必要はありません♪

年代別の平均サイズ

実際の女性のウエスト平均は、年代によって変化していきます。

  • 20代...約64cm
  • 30代...約67cm
  • 40代...約70cm

年齢とともに基礎代謝が落ち、筋肉量も減るため、ウエストサイズは自然と増えていく傾向があります。

つまり、40代で70cm前後なら平均的なサイズということ!

身長によっても印象が変わる

同じウエストサイズでも、身長によって見え方は大きく変わります。

身長が高い人は同じサイズでもスッキリ見えやすく、低い人は少し太めに見えることも。

理想のウエストサイズは「身長×0.38」という計算式で出せます。

例)身長160cmなら、約61cmが理想サイズ

ただ、これもあくまで目安にすぎません。

自分のウエストを正しく測ってみよう

自分のサイズを知るには、正しい測り方を覚えておくことが大切です。

間違った方法だと、実際より細く出たり太く出たりしてしまいます。

準備するもの

必要なものは2つだけ!

  1. 柔らかい布製のメジャー
  2. 全身が映る鏡

できるだけ薄着になって測りましょう。

測る位置はココ

女性のウエストを測る位置は、おへそよりも少し上です。

具体的には、胴体で最もくびれている部分を測ります。

くびれがわかりにくい人は、体を横に倒してみてください。

曲がる部分がウエストの位置です♪

測るときの3つのポイント

正確に測るために、次の点に気をつけましょう。

☑ メジャーを床と水平に保つ(斜めはNG)
☑ リラックスした状態で測る(お腹を引っ込めない)
☑ 空腹時に測る(食後は避ける)

メジャーがないときは?

メジャーが手元にない場合は、紐を使う方法があります。

伸びない紐をウエストに一周させて、重なった部分にペンで印をつけます。

その長さを定規で測れば、サイズがわかりますよ。

ただし、この方法は誤差が出やすいので要注意です。

ぽっちゃりさんが知っておきたい基礎知識

ウエストが太く見える原因を知っておくと、対策も立てやすくなります。

ウエストが太くなる3つの理由

ウエストが太くなる主な理由はこちら。

  1. お腹周りの筋肉の衰え
    腹横筋や腹斜筋が弱ると、内臓が下がってお腹が出てきます

  2. 食べすぎによる脂肪の蓄積
    摂取カロリーが消費カロリーを上回ると、余った分が脂肪に...

  3. 姿勢の悪さ
    猫背や反り腰になると、お腹が前に出てしまいます

服のサイズ表記の落とし穴

服を選ぶとき、サイズ表記の意味を正しく理解していますか?

多くの人が混同しているのが「ヌード寸」と「仕上がり寸」です。

  • ヌード寸...自分の体のサイズ
  • 仕上がり寸...服そのもののサイズ

例えば、自分のウエストが70cmだからといって、ウエスト70cmと書かれた服を選ぶと、きつくて着られないことがあるんです。

服には余裕を持たせてあるため、表記をよく確認しましょう!

ぽっちゃり体型だからこそ似合うスタイル

ぽっちゃり体型には、実は似合うファッションがたくさんあります♪

女性らしいカーブを活かしたコーディネートは、むしろ細身の人より魅力的に見えることも。

体型を隠すことばかり考えず、自分の魅力を引き出す服選びを楽しんでみてください。

ウエスト周りを細く見せる服選び

服の選び方次第で、見え方は大きく変わります。

ちょっとしたポイントを押さえるだけで、スッキリした印象に!

トップス選びの2つのコツ

トップスを選ぶときは、この2点に注目してください。

1. 首元のデザイン
Vネックや深めのUネックを選ぶと、顔周りがスッキリ見えます

2. 着丈の長さ
お尻がすっぽり隠れるほど長いものは避け、腰骨あたりで終わる長さがベスト

ボトムス選びで失敗しないために

ボトムス選びで気をつけたいのは、素材と形です。

☑ 厚手でハリのある素材を選ぶ(体のラインを拾いにくい)
☑ ペラペラした薄い生地は避ける(お腹周りが出やすい)
☑ ウエスト位置が高めのものを選ぶ(足長効果)

ワンピースはウエストマークが鉄板

ワンピースを着るなら、ウエストマークのあるデザインが一番!

ベルトやリボンでウエストを強調することで、メリハリのあるシルエットが作れます。

ストンと落ちるだけのワンピースより、ずっとスタイルよく見えますよ♪

ストライプ柄なら、縦のラインが強調されてさらに細見え効果アップ。

ベルトの使い方で印象が変わる

ベルトは、太さと位置を意識して使いましょう。

  • 太さ...3cm以上の幅があるものがおすすめ
  • 位置...おへそより少し上(ウエストの一番細い部分)

太めのベルトをウエストにつけると、くびれがはっきりして見えます。

低すぎる位置だと、逆に太って見えることがあるので注意です。

今日からできる細見えコーデ術

特別な服を買わなくても、手持ちの服で細見えコーデは作れます!

トップスインで簡単ウエストマーク

トップスをボトムスに入れるだけで、印象は変わります。

ゆったりしたトップスを全部入れるとモコモコするので、前だけインがコツ。

後ろは出したままにすると、お尻周りもカバーできます♪

トップスを少したるませてブラウジングすれば、お腹のラインも気になりません。

縦のラインで目の錯覚を使う

人の目は、縦のラインがあると細く見える錯覚を起こします。

☑ ストライプ柄の服を着る
☑ ロングカーディガンを羽織る
☑ 長めのネックレスをつける

縦のラインを意識するだけで、ずいぶんスッキリ見えるようになりますよ。

色使いで引き締め効果

色選びも重要なポイントです。

黒や紺などの暗い色は引き締まって見えますが、全身暗い色だと重たい印象に...
こんな組み合わせがおすすめです。

  • 上半身...明るめの色
  • 下半身...暗めの色

また、同じ色のトップスとボトムスを合わせると、縦のつながりができて細見え効果が生まれます。

3首を見せるだけで華奢見え

「3首」を出すというテクニックがあります!

  1. 首元...少し開いた服の方が軽やか
  2. 手首...7分丈や5分丈で手首を見せる
  3. 足首...パンツも足首が見える長さに

華奢な部分を見せることで、全体が細く見える効果があります♪

体型別おすすめコーディネート

自分のタイプに合わせて選んでみてください。

お腹周りが気になる人

視線を上に持っていく工夫をしましょう。

☑ トップスは胸元にデザインがあるものを選ぶ
☑ ボトムスはシンプルなものに
☑ ワンピースならエンパイアラインがおすすめ

エンパイアラインは、ウエストより高い位置に切り替えがあるデザイン。

お腹の部分にふんわりしたゆとりができるので、体型が目立ちません。

上半身にボリュームがある人

胸が大きい人や肩幅が広い人は、ウエストを強調するコーデが似合います。

  1. トップスをボトムスに入れる
  2. ベルトでウエストマークする
  3. ボトムスはフレアスカートなど裾が広がるものを選ぶ

上半身のボリュームを隠すより、活かす方が魅力的に見えます!

下半身にボリュームがある人

腰やお尻、太ももが気になる人は、Aラインのシルエットを作りましょう。

  • トップス...コンパクトなものを選ぶ
  • ボトムス...裾に向かって広がるデザイン
  • 色...トップスに明るい色や柄物を

ワイドパンツやフレアスカートなら、下半身をすっぽりカバーできますよ♪

ウエストを引き締めたい人へ

ファッションでカバーするだけでなく、体型そのものを変えたい人もいますよね。

無理なく続けられる方法をご紹介します。

見直したい生活習慣

まず、ウエストが太くなる習慣をチェックしてみましょう。

食べすぎや飲みすぎは当然ですが、意外と盲点なのが「ながら食べ」です。

  • テレビを見ながら食事
  • スマホを見ながら食事

満腹感を感じにくくなり、食べすぎの原因に...

また、座りっぱなしの時間が長いと、お腹周りに脂肪がつきやすくなります。

1時間に1回は立ち上がって、体を動かす習慣をつけましょう。

座り方を変えるだけで効果あり

デスクワークが多い人は、座り方を見直すだけで変化があります!

☑ 椅子に深く座る
☑ 背もたれに寄りかからず背筋を伸ばす
☑ 骨盤を立てることを意識

この姿勢を保つだけで、お腹周りの筋肉が自然と使われます。

最初はきつく感じますが、慣れてくれば自然にできるようになりますよ。

家でできる簡単なお腹の運動

運動が苦手な人でも、簡単にできる方法があります。

プランク
うつ伏せになって肘とつま先で体を支えるだけ。

最初は10秒からでも大丈夫です♪

寝る前のねじりストレッチ
仰向けに寝て、膝を立てたまま左右に倒すだけ。

脇腹の筋肉が刺激されます。

続けるためのコツ

ダイエットや運動は、続けることが一番大切です。

完璧を目指さず、できる範囲で続けましょう。

毎日できなくても、週に3回できれば上出来と考えてください!

数字にこだわりすぎると、ストレスで続かなくなります。

鏡で見た印象や、服の着心地の変化を楽しみながら取り組んでみてくださいね。

ウエストがきついときの対処法

服を着てみたら、ウエストがきつくて困った経験はありませんか?
そんなときの対処法を知っておくと便利です。

外出先での応急処置

外出中にウエストが苦しくなったときは、ヘアゴムを使う方法があります。

  1. ボタンホールにヘアゴムを通す
  2. もう一方をボタンに引っ掛ける

2〜3cm広がるので、かなり楽になります!
上からトップスを出せば、見た目にもわかりません。

調整できるボトムスを選ぶ

最初から締め付けない服を選ぶのも一つの方法です。

ウエストがゴム仕様のパンツやスカートなら、体型の変化にも対応できます。

見た目はジーンズのようでも、実はウエストがゴムという商品も増えています♪

ひもで調整できるタイプも便利。

その日の体調に合わせて、締めたり緩めたりできますよ。

まとめ

ウエストのサイズは、あくまで一つの数字にすぎません。

大切なのは、自分の体型に合った服を選び、自信を持って着ること。

ぽっちゃり体型には、ぽっちゃり体型ならではの魅力があります!

今日ご紹介したコーデ術を使えば、手持ちの服でも十分におしゃれが楽しめるはず。

サイズにとらわれず、自分らしいファッションを見つけてくださいね♪

まずは自分のウエストを正しく測って、現状を知ることから始めてみましょう。