骨格ストレートのお腹まわりが目立ちやすい理由
まずは、なぜお腹まわりが目立ちやすいのかを理解しましょう。
原因を知ることで、効果的な対策が見えてきます!
理由① 上半身に重心があるリンゴ体型
骨格ストレートタイプは上半身に重心がある体型です。
バストやヒップの位置が高く、胸板に厚みがあります。
この構造により、太るとお腹まわり、二の腕、太ももなど上半身から脂肪がつき始めます。
下半身の膝下は細いままなので、余計に上半身のボリュームが目立ってしまうんですね。
理由② 筋肉も脂肪もつきやすい
骨格ストレートの方は筋肉がつきやすい体質です。
これは基礎代謝が高いというメリットがある一方で、筋肉と脂肪の両方がつきやすいというデメリットも...
お腹まわりに脂肪がつくと、肌にハリがあるためパンと張ったような印象になります。
「中身が詰まっている」ように見えるのが、骨格ストレート特有の太り方なんです。
理由③ 反り腰と肋骨の広がり
骨格ストレートの方は反り腰とリブフレア(肋骨の広がり)になりやすい傾向があります。
反り腰とは、背骨が過剰に反り返ってお腹が前に突き出された姿勢のこと。
リブフレアとは、肋骨が開きっぱなしになって胴回りが太く見える状態です。
この2つが組み合わさることで、お腹がぽっこり見え、くびれができにくくなります。
お腹が出る本当の原因は「姿勢×骨格」!
ここまでの理由を総合すると、お腹が出る本当の原因は「姿勢×骨格」の組み合わせにあります。
骨格的に腰の位置が高く、肋骨から骨盤までの距離が短いのが骨格ストレートの特徴。
そこに反り腰とリブフレアが加わると、お腹まわりや脇腹に脂肪が目立ちやすくなるんです。
つまり、単に脂肪がついているだけでなく、姿勢の問題も大きく関わっているということ。
ファッションでカバーしつつ、姿勢改善にも取り組むことが重要です!
【ファッション編】お腹まわりをカバーする服選び
それでは具体的な服選びのポイントを見ていきましょう♪
骨格ストレートの服選び3つの鉄則
まずは基本の3つを押さえましょう。
鉄則① ジャストサイズでIラインを作る
お腹を隠そうとオーバーサイズを選ぶと、かえって着ぶくれして大きく見えてしまいます。
体にぴったりフィットしたIラインシルエットを作ることで、縦のラインが強調され、すっきりとした印象に。
タイトすぎて肉感を拾うのもNGなので、ちょうど良いサイズ感を選びましょう。
鉄則② ハリのある素材を選ぶ
ハリのある厚手の生地を選ぶことで、お腹の肉感を拾いにくくなります。
フラットで地厚な素材が、ぽっこりお腹を押さえつけるように自然にカバーしてくれるんです。
柔らかすぎる素材や薄手の生地は、体のラインが出やすいため避けましょう。
鉄則③ シンプルデザインで引き算コーデ
フリルやギャザー、装飾が多いデザインは、元々ボリュームのある体型をさらに大きく見せてしまいます。
「引き算コーデ」を意識して、すっきりとしたアイテムを選ぶことで洗練された印象に♪
ウエストイン vs ウエストアウト|正解はどっち?
「トップスはインするべき?それともアウト?」
これは骨格ストレートさんの永遠の疑問ですよね。
ウエストインが向いているケース
こんな時はウエストインがおすすめです。
- ハリのある素材のボトムスを履いている時
- ノータック・フラットデザインのボトムスの時
- ブラウジングしてふんわり感を出せる時
ハリのある素材がお腹を押さえてくれるので、トップスをインしてもお腹が目立ちにくくなります。
ブラウジングすることで、お腹まわりをふんわりカバーできますよ。
ウエストアウトが向いているケース
こんな時はウエストアウトがおすすめです。
- お腹のぽっこりが特に気になる時
- 薄手のボトムスを履いている時
- トップスの着丈が腰骨あたりまである時
トップスアウトでお腹まわりを覆うことで、気になる部分を自然に隠せます。
ただし、長すぎる丈は避けて、腰骨が隠れる程度の長さを選びましょう。
使い分けの基本ルール
自分のお腹の出方で判断しましょう。
- お腹全体がぽっこり → ウエストアウト+ジレやジャケット
- 下腹だけぽっこり → ウエストイン+ブラウジング
- 肋骨が開いている → ウエストイン+ハリのある素材
鏡でチェックして、最適な方法を選んでくださいね。
アイテム別・お腹カバーの選び方
ここからはアイテムごとに、具体的な選び方をご紹介します。
トップスの選び方
Vネック・Uネックで縦ラインを作る
首元がすっきり開いたVネックやUネックを選びましょう。
骨格ストレートの方は首が短めで胸板に厚みがあるため、首元が詰まったデザインは窮屈に見えてしまいます。
縦のラインを作ることで、全体がすっきりとした印象になりますよ。
着丈は腰骨が隠れる程度
ウエストアウトで着る場合、腰骨が隠れる程度の丈感が理想的。
長すぎると重心が下がり、短すぎるとお腹が出て見えてしまいます。
ブラウジングでふんわりカバー
ウエストインする時は、ブラウジングが効果的です!
トップスをボトムスに入れた後、少し引き出してふんわり感を作りましょう。
避けるべきトップス
- チュニック(だらしなく見える)
- オーバーサイズ(着ぶくれする)
- 薄手すぎる素材(肉感を拾う)
ボトムスの選び方
センタープレスで縦ラインを強調
センタープレスの入ったパンツは骨格ストレートの強い味方!
縦のラインが強調され、脚が長く見える効果があります。
腰回りはフラットデザイン
腰回りはノータック、ノーギャザーのフラットデザインがベストです。
タックやギャザーがあると、お腹まわりに余計なボリュームが出てしまいます。
ジャストウエストが正解
骨格ストレートの方は、ジャストウエストが最適です。
腰の位置が高いため、ハイウエストを選ぶとバランスが悪くなってしまいます。
避けるべきボトムス
- ハイウエスト(腰位置が高すぎる)
- タック・ギャザー入り(お腹が膨らんで見える)
- 薄手のスキニー(体のラインを拾う)
ワンピース・アウターの選び方
Iラインワンピースがお腹カバーに最適
ストンと落ちるIラインワンピースが効果的です。
縦のラインが強調され、お腹まわりをカバーしながら全体をすっきり見せてくれます。
ジレ・ジャケットで縦ラインを強調
ジレやジャケットを羽織ることで、さらに縦ラインを作れます。
前を開けて着ることで、Iラインシルエットが完成♪
お腹が目立つNGファッション
よかれと思ってやっていることが、実は逆効果になっている場合があります!
NGアイテム① オーバーサイズ
体型を隠そうと、オーバーサイズやチュニックを選んでいませんか?
これは最もやりがちな失敗パターンです...
メリハリがなくなり、かえって太って見えてしまいます。
NGアイテム② ハイウエストボトムス
意外かもしれませんが、ハイウエストボトムスは骨格ストレートには不向きです。
元々腰の位置が高いため、ハイウエストを選ぶとバランスが崩れてしまいます。
NGアイテム③ タック・ギャザー入り
タックやギャザーが入ったボトムスは避けてください。
腰回りにボリュームが出て、お腹まわりがさらに強調されてしまいます。
NGアイテム④ 薄手・柔らか素材
薄手の生地や柔らかすぎる素材は肉感を拾いやすくなります。
特にニット素材は体のラインが出やすいので注意が必要です。
NGアイテム⑤ 横ストライプ・大柄
横ストライプや大きな柄は、横に広がる印象を与えます。
これらを上半身に持ってくると、お腹まわりがさらに目立ってしまいます。
【体型改善編】反り腰を直してお腹を引っ込める
ファッションでカバーしつつ、根本的に体型を改善することも大切です!
なぜ反り腰だとお腹が出るのか?
反り腰は背骨が過剰に反り返ってお腹が前に突き出された姿勢のこと。
骨格ストレートの方は特に反り腰になりやすく、これがお腹ぽっこりの大きな原因に。
姿勢を改善するだけで、1週間で見た目が変わることもあるんです。
反り腰改善ストレッチ
反り腰を改善するには、背中側の筋肉をほぐすことが重要です。
- 仰向けに寝て膝を立てる
- 腰を床に押し付けるように力を入れる
- この状態を10秒キープ
- 1日3セット行う
これだけで、徐々に反り腰が改善されていきますよ。
肋骨の広がりを抑えるエクササイズ
肋骨の広がりを抑えることで、胴回りが細くなります。
深呼吸をしながら、息を吐くときに肋骨を内側に締めるイメージで行いましょう。
お腹をへこませながら息を吐ききることで、肋骨周りの筋肉が鍛えられます。
正しい姿勢を身につける3分習慣
姿勢を意識するだけで、見た目が劇的に変わります!
- 壁に背中をつけて立つ
- 後頭部、肩甲骨、お尻、かかとの4点を壁につける
- この姿勢を1日1回、3分間キープ
これだけで正しい姿勢が身につき、お腹がすっきり見えるようになります♪
お腹痩せに効くエクササイズ
具体的なエクササイズをご紹介します。
体幹を鍛えるプランク
プランクは体幹を鍛える基本のエクササイズです。
- 腕立て伏せの体勢になり、前腕を床につける
- 前腕とつま先を床につけたまま、体を浮かせる
- 頭から爪先までを真っ直ぐの状態にして20秒キープ
最初は20秒から始めて、徐々に時間を延ばしていきましょう。
どこでもできるドローイン
ドローインはお腹を引き締める簡単なエクササイズです!
- お腹に空気を溜め込むように大きく息を吸う
- 限界まで吸ったら息を止めてキープ
- お腹をへこませながらゆっくり息を吐く
- 息を吐ききったらお腹をへこませた状態で30秒キープ
通勤中や家事の合間など、いつでもどこでもできるのが魅力です。
10秒でできる「ながらエクササイズ」
忙しい方におすすめの簡単エクササイズです♪
☑ 歯磨き中 → かかとの上げ下げ運動
☑ 電子レンジ待ち → ドローイン
☑ テレビを見ながら → 座ったままウエストツイスト
これなら毎日続けられますね。
有酸素運動で全身の脂肪を落とす
脂肪を落とすには、有酸素運動が効果的です。
ウォーキングが最適
ウォーキングは骨格ストレートに最適な運動です。
全身運動でありながら、筋肉がつきすぎる心配がありません。
1日20分から始めて、徐々に時間を延ばしていきましょう。
自宅で踏み台昇降
外出が難しい方には、踏み台昇降がおすすめです。
自宅で好きな時間にできて、天候にも左右されません。
テレビを見ながらできるので、続けやすいですよ。
避けたい運動
以下の運動はやりすぎに注意してください。
- サイクリング(下半身の筋肉がつきすぎる)
- 水泳(肩周りの筋肉がつきやすい)
- ウェイトトレーニング(がっしり見える)
筋肉がつきやすい骨格ストレートさんは、有酸素運動中心がおすすめです。
食事のポイント
運動と合わせて、食事にも気を配りましょう。
バランスの良い食事が基本
極端な食事制限は避けて、バランスの良い食事を心がけましょう。
取り入れたい栄養素
- 食物繊維(便秘解消でぽっこりお腹改善)
- たんぱく質(適度に摂取して筋肉を維持)
- 玄米(白米を置き換えて糖質をコントロール)
カロリーを抑えすぎると基礎代謝が下がり、かえって痩せにくい体になってしまいます。
まとめ 服選び×姿勢改善で理想のボディへ
骨格ストレートのお腹まわりカバーで大切なのは、ファッションと体型改善の両面からアプローチすることです。
今日から実践できる3つのこと
最後に、今日からすぐに実践できるポイントをおさらいしましょう♪
- ジャストサイズ+ハリのある素材の服を選ぶ
- 反り腰改善ストレッチを1日3分行う
- ドローインを習慣化する
この3つを意識するだけでも、お腹まわりの見え方は大きく変わります!
「痩せたら最強」の骨格を活かそう
骨格ストレートの体型は、メリハリのある女性らしいボディラインが魅力です。
適切な服選びと姿勢改善、適度な運動を組み合わせれば、お腹まわりの悩みをカバーしながら、その魅力を最大限に活かすことができます。
まずは手持ちの服の中から、今日ご紹介したポイントに合うものを探してみてください。
そして、鏡の前で姿勢をチェックしてみましょう。
自分の体型に合った方法を実践することで、自然と自信が生まれ、おしゃれがもっと楽しくなるはずです♪