なぜ夏はパンツコーデが難しいと感じるの?

まずは、多くの人が夏のパンツコーデを避けてしまう理由を整理してみましょう。

薄着だと体のラインが出やすい

夏は薄手の生地を選ぶため、お腹や太もものラインが目立ちやすくなります。

特に以下の素材は要注意です。

☑ カットソー素材
☑ ストレッチ素材

これらは体にフィットして肉感を拾ってしまいがち...。

冬なら重ね着でカバーできていた部分も、夏は1枚で着ることが多いため、シルエットがはっきり見えてしまうんですよね。

暑いからゆったりしたパンツを選びがちな落とし穴

「涼しく過ごしたい!」という理由で、サイズの大きいパンツを選んでいませんか?

実はこれが逆効果になることがあります。

ゆったりしすぎたパンツは、かえって体を大きく見せてしまうのです。

適度なゆとりは必要ですが、ダボダボすぎると着膨れして見えます。

汗をかくと生地が肌に張り付く問題

夏特有の悩みが、汗による不快感です。

生地が汗で肌に張り付くと、体のラインがくっきり出てしまいます。

特に太ももやお尻周りは、歩いているうちに生地が密着して気になるもの。

素材選びを間違えると、一日中不快な思いをすることになります。

夏のパンツ選びで失敗しないための3つの基準

試着の際にチェックすべきポイントを3つご紹介します!

①座った時にお腹周りが苦しくならないか

立っている時は問題なくても、座るとウエストがきつくなるパンツは避けましょう。

レストランでの食事や、電車での移動など、座る場面は意外と多いもの。

ウエストゴムでも、ゴムの幅が細すぎると食い込んで苦しくなります。

試着室で必ず座ってみて、お腹が圧迫されないか確認してくださいね♪

②少し歩いて太ももが擦れないか確認する

その場で立っているだけでなく、数歩歩いてみることが大切です。

太ももの内側が擦れると、長時間の外出が辛くなります。

生地が薄いと摩擦で破れてしまうこともあるため、歩いた時の感触を必ずチェック!

股上が浅すぎるパンツも擦れやすいので注意が必要です。

③しゃがんだ姿勢でお尻が見えないか

子育て中の方や、物を拾う動作が多い方は特に重要なポイントです。

しゃがんだ時にパンツが下がって、背中や下着が見えてしまうデザインは避けましょう。

股上が深めのパンツを選ぶと、こうした心配が減ります。

試着室で実際にしゃがんでみて、後ろ姿を鏡で確認してください。

体型をカバーしながら涼しく過ごせる素材の選び方

素材選びは、夏のパンツコーデの成功を左右する重要な要素です♪

薄手でも肉感を拾わない生地の特徴

理想的なのは、薄くても張りのある生地です。

リネン混やコットン混の素材は、体に沿いすぎず適度な距離感を保ってくれます。

ペラペラの生地は透けや肉感の心配があるため、手で触った時に少し厚みを感じる程度がちょうど良いでしょう。

生地を軽く引っ張ってみて、伸びすぎないものを選んでください。

接触冷感素材を選ぶ時の注意点

「ひんやり」と謳われる接触冷感素材は便利ですが、注意点もあります。

汗をかいた後に乾きにくいタイプもあるため、吸水速乾性も一緒にチェックしましょう!
また、接触冷感は最初の数分だけで、その後は普通の生地と変わらないものも...。

過度な期待をせず、補助的な機能として考えるのが賢明です。

汗をかいても目立たない色と柄の組み合わせ

汗ジミが目立ちにくい色選びも大切なポイント!

グレーは汗ジミが最も目立ちやすい色なので避けましょう。

おすすめの色は以下の通りです。

☑ 黒や紺などの濃色
☑ 白やベージュなどの淡色

柄物なら、細かいドット柄やストライプ柄が汗の跡をカモフラージュしてくれます。

パンツのシルエット別|着痩せして見える選び方

自分に合ったシルエットを見つけることが、着痩せの近道です!

ワイドパンツ|お尻と太ももをカバーしたい人向け

下半身のボリュームが気になる方には、ワイドパンツがおすすめ。

裾に向かって広がるシルエットが、お尻や太もものラインを自然に隠してくれます♪
ただし、横幅が広すぎると逆効果なので、歩いた時に裾が大きく揺れすぎないものを選びましょう。

足首が見える丈にすると、重たく見えずバランスが良くなります。

テーパードパンツ|足首を細く見せたい人向け

裾に向かって細くなるテーパードパンツは、脚をすらっと見せてくれます。

太もも周りにはゆとりがあり、足首は細身というメリハリのあるシルエットが特徴です。

お尻をカバーしながら、足元はすっきり見せたい方に向いています。

9分丈を選ぶと、さらに足首が強調されて華奢な印象に!

ストレートパンツ|どんな体型にも合わせやすい万能型

パンツ選びに迷ったら、まずストレートパンツから試してみてください。

太ももから裾まで同じ幅で落ちるシルエットは、クセがなく誰にでも似合いやすいデザインです。

きちんと感もあるため、通勤からカジュアルな場面まで幅広く使えます。

センタープレス入りを選ぶと、さらに脚長効果が期待できますよ♪

ガウチョパンツ|涼しさ重視で動きやすい

夏の暑さ対策を最優先するなら、ガウチョパンツが便利です。

ふくらはぎが見える丈なので風通しが良く、涼しく過ごせます。

動きやすさも抜群なので、アクティブに過ごす日に最適!

ただし、脚の形が見えるため、細身のサンダルよりもボリュームのある靴を合わせるとバランスが取りやすくなります。

太って見えない!トップスとの合わせ方の基本ルール

パンツだけでなく、トップスとの組み合わせが着痩せの鍵を握ります。

ゆったりパンツには短め・細めのトップスを合わせる

ワイドパンツやガウチョパンツなど、ボリュームのあるパンツを選んだ時のコツです。

トップスはコンパクトにまとめると、メリハリが生まれてすっきり見えます♪

おすすめのトップスは以下の通り。

  • ウエスト丈のトップス
  • 体に沿うカットソー
  • タイトめのブラウス

上下どちらもゆったりだと、どこまでが体でどこからが服なのか境界が曖昧になり、太って見えてしまいます。

お腹が気になる人のための「前だけインする」テクニック

全部インするのは抵抗がある...という方に試してほしい方法です!

トップスの前側だけをパンツにインして、後ろは出しておきます。

これだけで腰の位置が高く見え、脚長効果が生まれるんです。

お腹周りも後ろ側の布でさりげなくカバーできるため、体型の心配も軽減されます。

二の腕カバーと涼しさを両立させる袖の長さ

二の腕が気になる方は、5分袖や7分袖がおすすめ。

  1. ノースリーブ → 二の腕が全部見えてしまう
  2. 半袖 → かえって二の腕の太い部分で袖が止まって目立つ
  3. 5分袖・7分袖 → 細い部分だけを見せられる◎

肘より少し上の長さなら、腕がすっきり見えます!

時間帯で変わる体型に対応するコーデの工夫

朝と夕方では、体の状態が変わることを前提に準備しましょう。

朝はすっきり、夕方にむくむ問題への対策

夕方になると足がむくんで、朝はちょうど良かったパンツがきつく感じる...。

そんな経験、ありませんか?

むくみ対策のポイントはこちら。

☑ ウエストゴムのパンツを選ぶ
☑ 足首周りも余裕のあるデザインにする
☑ 朝だけでなく午後の時間帯にも試着してみる

ウエストゴムなら、多少のむくみにも対応できて安心です♪

羽織もので体型カバーと温度調整を両立

エアコンの効いた室内と屋外の温度差に対応するため、羽織ものを持ち歩きましょう。

薄手のカーディガンやシャツなら、鞄に入れても邪魔になりません。

体型カバーにもなるため、お腹周りが気になる時にさっと羽織れて便利です。

丈は腰が隠れる長さを選ぶと、座った時のお腹周りもカバーできます。

食事の後は、ウエスト部分にギャザーやタックが入ったデザインがおすすめ!
多少の膨らみも自然に馴染んでくれますよ。

【年代別】夏のパンツコーデの具体例

年代によって、似合うデザインや色の傾向が変わります。

20代|カジュアルで動きやすいコーデ

ガウチョパンツにTシャツを合わせたシンプルなスタイルが定番!

足元はスニーカーで、全体的にラフな印象でまとめます。

カラーパンツに挑戦しやすい年代なので、ベージュや淡いカーキなどを選んでみましょう♪

リュックサックを合わせれば、アクティブな休日コーデの完成です。

30代|きちんと見えて体型カバーも叶うコーデ

テーパードパンツにブラウスを合わせた、大人の余裕を感じさせるスタイル。

紺や黒などの落ち着いた色をベースに、トップスで明るさを加えます。

パンプスやフラットシューズで足元を整えると、オフィスにも対応できるきちんと感が出ます。

鞄は小ぶりのトートバッグやハンドバッグが似合いますよ。

40代|上品さと涼しさを両立したコーデ

ストレートパンツに、とろみ素材のブラウスを合わせた品のあるコーデがおすすめ。

白やベージュなど、爽やかな色味を取り入れると夏らしさが出ます。

足元はきれいめのサンダルやミュールで、程よい肌見せを心がけましょう。

アクセサリーは控えめにして、全体的に上品にまとめるのがコツです。

50代|無理なく着痩せが叶う落ち着いたコーデ

センタープレス入りのストレートパンツに、シンプルなカットソーを合わせます。

濃紺やチャコールグレーなど、落ち着いた色合いが安心です。

羽織ものとしてリネンのカーディガンを用意しておくと、体型カバーと温度調整の両方に役立ちます♪

靴は歩きやすいローヒールのパンプスや、ストラップ付きのサンダルが安定感があります。

インナー選びで変わる!パンツコーデの快適さ

見えない部分の工夫が、一日の快適さを左右します。

ペチコートやスリップで股ずれを防ぐ

太ももの摩擦は、ペチコートを履くことで大幅に軽減できます!

夏用の薄手タイプなら、暑さも気になりません。

特にワイドパンツやガウチョパンツは、中でペチコートが動いても見えないので安心です♪

膝上丈のペチコートがあれば、太ももの擦れから肌を守ってくれます。

汗取りインナーで背中や脇の汗ジミ対策

汗が気になる方は、汗取りパッド付きのインナーを活用しましょう。

背中や脇の汗を吸収してくれるため、トップスに汗ジミができにくくなります。

ただし、重ね着になるため暑さとの兼ね合いを考えて選んでください。

通気性の良いメッシュ素材なら、インナーを着ていても比較的涼しく過ごせます。

響かない下着の選び方

パンツスタイルでは、下着のラインが表に響かないよう気をつけましょう。

おすすめの選び方はこちら。

☑ シームレスタイプの下着を選ぶ
☑ 白やベージュのパンツには肌色に近い下着を
☑ 適正サイズを選ぶ(小さいと食い込む)

下着のサイズが小さいと食い込んで段差ができやすいため、注意が必要です!

エアコンが効いた室内でも使える夏パンツコーデ

屋外と室内の温度差に対応できるコーデが理想的です。

冷房で冷えすぎないための素材と丈選び

エアコンの効いた場所で長時間過ごす方は、薄すぎる素材は避けましょう。

適度な厚みのあるコットン混素材なら、冷えすぎを防いでくれます。

また、足首が隠れる丈のパンツを選ぶと、冷房の冷気から足を守れます♪

ストールやカーディガンを常備しておけば、体温調整がしやすくなりますよ。

オフィスでも浮かない色と丈感の選び方

職場でのパンツコーデは、派手すぎない色と適切な丈が重要です。

おすすめのカラーはこちら。

  • グレー
  • ベージュ

丈は足首が見える程度で、裾を引きずらない長さが清潔感があります。

カジュアルすぎるデザインは避け、センタープレスやきちんとしたシルエットのものを選んでください。

カーディガンを羽織っても着膨れしないコツ

羽織ものを着ると太って見える...という悩みは、サイズ選びで解決できます!

ジャストサイズよりも、ワンサイズ大きめのカーディガンの方がすっきり見えることも。

肩の位置が少し落ちるくらいが、今っぽくて抜け感も出るんです。

また、前を開けたまま羽織ると縦のラインができて、着痩せ効果が高まります。

よくある失敗例から学ぶ|これだけは避けたいNGコーデ

多くの人がやってしまいがちな失敗パターンをご紹介します。

NG①上下どちらもゆったりで寸胴に見える

体型を隠そうと、トップスもパンツもゆったりさせてしまうケース...。

これではメリハリがなく、かえって体が大きく見えてしまいます!
どちらか一方だけをゆったりさせて、もう一方はコンパクトにまとめましょう。

バランスを意識することで、体型カバーと着痩せの両立が可能になります。

NG②パンツが長すぎて裾を引きずっている

長い丈を選べば脚が長く見える...と思いがちですが、逆効果です。

裾を引きずっていると、だらしなく見えるだけでなく危険でもあります。

立った状態で、かかとに少しかかるくらいが適切な丈です♪

裾上げが必要な場合は、購入時に対応してもらいましょう。

NG③薄い色のパンツで下着が透けている

白やベージュのパンツは涼しげで素敵ですが、透け対策が必須!

下着の色が透けて見えると、途端に残念なコーデになってしまいます。

対策はこちら。

☑ ペチコートを履く
☑ 肌色に近い下着を選ぶ
☑ 購入前に明るい場所で透け具合を確認する

夏のパンツコーデでよくある質問

実際によく聞かれる疑問にお答えします!

Q1. 白いパンツは太って見えますか?

白は膨張色なので、確かに太って見えやすい色です。

ただし、素材や合わせ方次第では問題ありません♪
張りのある生地を選び、トップスに濃い色を持ってくると引き締まって見えます。

全身白にするのは避け、メリハリをつけるのがコツです。

Q2. スニーカーとサンダル、どちらが着痩せしますか?

どちらも一長一短ですが、サンダルの方が足首が見える分すっきりした印象になります。

ただし、スニーカーもボリュームがあるため、細身のパンツとのバランスが良いこともあります。

パンツの太さに合わせて選ぶのがおすすめです!

  • ワイドパンツ → ボリュームのあるスニーカー
  • 細身のパンツ → 華奢なサンダル

Q3. 黒パンツは夏でも暑苦しく見えませんか?

黒は確かに重たい印象がありますが、素材と合わせ方で解決できます。

薄手のリネン混やサラッとした生地を選べば、夏でも違和感ありません♪
トップスに白や明るい色を持ってくると、全体が軽やかになります。

黒は着痩せ効果が高いので、夏でも活用したい色です!

Q4. 身長が低くてもワイドパンツは履けますか?

もちろん履けますよ!ただし、丈選びが重要です。

足首が見える丈にすることで、脚長効果が生まれます。

また、ハイウエストタイプを選ぶと、腰の位置が高く見えて身長をカバーできるでしょう。

あまりに幅が広すぎるデザインは避け、程よい広がりのものを選んでくださいね。

まとめ|無理せず涼しく、自信が持てるパンツコーデを

夏のパンツコーデは、素材選びと合わせ方のコツさえ掴めば、誰でも快適に楽しめます♪

暑さ対策と体型カバーを両立させるポイントは、以下の3つ。

  1. 薄手でも張りのある生地を選ぶ
  2. トップスとのバランスを意識する
  3. 自分が心地よく過ごせるコーデを選ぶ

完璧を目指さず、自分が心地よく過ごせることが一番大切です!

この記事でご紹介した内容を参考に、夏のパンツコーデに自信を持って挑戦してみてくださいね。