二の腕が気になる理由と夏の悩み
二の腕は体の中でも特に気になりやすい部位です。
まずはなぜ目立ちやすいのか、そして夏特有の悩みについて見ていきましょう。
なぜ二の腕は目立ちやすいの?
二の腕が気になる理由は、大きく分けて3つあります。
筋肉が使われにくい
日常生活であまり使わない筋肉なので、たるみやすい特徴があります。
特に上腕三頭筋という腕の後ろ側の筋肉は、意識的に鍛えないと衰えていきがちです。年齢による変化
年齢とともに皮膚の弾力が低下し、重力によってたるみが目立ちやすくなります。
40代以降になると多くの方が実感するポイントでもあります。視線が集まりやすい位置
腕を動かすたびに揺れるため、自分でも他人からも目につきやすいのです。
夏ならではの「隠したいけど暑い」ジレンマ
夏のファッションには特有のジレンマが存在します...
☑ 気温が高いので薄着で涼しく過ごしたい
☑ でも二の腕を出すのには抵抗がある
☑ 長袖を着ると暑くて不快
☑ 室内は冷房で寒いのに外は猛暑
このような悩みを解決するには、素材やデザインを工夫することが大切です!
二の腕カバーの基本|「完全に隠す」だけが正解じゃない!
二の腕をカバーする方法は、完全に隠すことだけではありません♪
もっとスマートな方法があるんです。
視線をそらすテクニック
たとえば、胸元にデザイン性のあるディテールがあるトップスを選ぶと、自然と視線が上に集まります。
レースやフリル、リボンなどの装飾が顔周りにあると、二の腕への注目度が下がるのです。
また、アクセサリーを活用するのも有効な手段です。
大ぶりのピアスやネックレスをつけることで、視線が顔周りに集中し、二の腕が目立ちにくくなります。
影を作って細く見せる
立体的なデザインのトップスを選ぶと、生地に陰影ができて二の腕が実際よりも細く見える効果があります!
フレアスリーブやバルーンスリーブなど、袖にボリュームがあるデザインは特におすすめ。
袖と二の腕の間に空間ができることで、コントラストが生まれ、腕が華奢に見えます。
ぴったりとした袖よりも、ゆとりのある袖のほうが細見え効果が高いのはこのためです♪
涼しさと体型カバーを両立させるコツ
涼しさと体型カバーを両立させるには、素材選びが重要になってきます。
おすすめの素材
- リネン、コットンなどの天然素材
- シアー素材やメッシュ素材
- 接触冷感素材
天然素材は通気性が良く、長袖でも暑苦しく見えません。
シアー素材なら透け感があるため、肌を覆っていても涼しげな印象を与えられます。
さらに、肌と生地の間に空間を作ることも大切です。
体にぴったりフィットする服よりも、ゆったりとしたシルエットのほうが風通しが良く、実際に涼しく感じられます。
二の腕をカバーできるトップスの選び方【基本編】
ここからは具体的なトップスの選び方をご紹介します!
袖の長さは「五分袖」がベスト
二の腕カバーに最適な袖の長さは五分袖です。
ひじが隠れる程度の長さで、二の腕の太い部分をすっぽりカバーできます♪
半袖と五分袖の違い
- 半袖...二の腕の一番太い部分で袖が切れてしまい、かえって太さが強調される
- 五分袖...適度な肌見せができて季節感もあり、気になる部分はしっかり隠せる
七分袖や長袖になると夏には暑苦しい印象になりがちなので、まさに夏の二の腕カバーにぴったりの長さといえるでしょう。
サイズ感は「ゆったり」が基本
二の腕カバーにはゆったりサイズを選びましょう!
袖周りに余裕があると、二の腕のラインが出にくくなります。
生地と肌の間に適度な空間ができることで、体型を拾わず、すっきりとした印象になるのです。
ただし、ゆったりしすぎるとだらしなく見えてしまうので注意が必要です。
☑ 肩の位置が落ちすぎていないか
☑ 袖口が広がりすぎていないか
☑ 身頃は程よくフィットしているか
このバランスを意識して選びましょう。
涼しく着られる素材を選ぼう
夏の二の腕カバーには素材選びが欠かせません。
おすすめ素材TOP3
リネン・コットン
吸湿性と通気性に優れており、長時間着ていても快適。
特にリネンは見た目にも涼しげです。レーヨン・テンセル
とろみがあって肌触りが良く、暑い季節におすすめ。
軽やかな落ち感で体のラインを拾いにくい特徴も♪接触冷感素材
着た瞬間にひんやり感じられて快適に過ごせます。
避けたいNGデザイン3つ
二の腕カバーで避けたいデザインがあります。
袖が二の腕の太い部分で切れるデザイン
半袖やフレンチスリーブは注意が必要。
太さを強調してしまうことがあります。パワーショルダーなど肩にボリュームがあるデザイン
肩幅が強調されると、二の腕も太く見えてしまいます。ぴったりフィットするニット素材
体のラインがそのまま出てしまい、二の腕の形がはっきり見えてしまいます。
二の腕カバーにおすすめのトップスデザイン7選
ここからは、具体的なデザインを見ていきましょう!
①五分袖Tシャツ|カジュアルの定番
シンプルで使いやすく、デニムにもスカートにも合わせやすい万能選手♪ 一枚でさらりと着られるので、暑い日のお出かけにも重宝します。
無地のベーシックカラーを選べば、どんなボトムスともマッチして着回し力抜群です。
②フレアスリーブブラウス|女性らしく上品に
袖口が広がったデザインで、広がった袖とのコントラストで腕が華奢に見えるのがポイント! きれいめなブラウスなら、オフィスシーンでも活躍します。
フェミニンな印象になるので、デートや食事会などにもおすすめです。
③バルーンスリーブトップス|ふんわり可愛く
袖がふんわりと膨らんだデザインは、二の腕カバーとおしゃれを両立できます。
ボリュームのある袖が二の腕の太さを目立たなくし、トレンド感も演出できます♪ 一枚で着映えするので、コーディネートも簡単。
ただし、ボトムスはすっきりしたシルエットを選んでバランスを取りましょう。
④ドルマンスリーブ|リラックス感と体型カバーを両立
袖ぐりがゆったりとしていて、二の腕だけでなく肩周りもカバーできます。
リラックスした雰囲気がありながら、体型カバー効果も高いのが魅力です。
軽やかな素材を選べば、夏でも重たく見えません。
カジュアルなコーディネートに取り入れやすいデザインです。
⑤オープンショルダー|視線をずらしてカバー
肩を出すデザインで、視線を肩に集めることで二の腕から注意をそらせます。
肌見せしている部分に目が行くため、二の腕が目立ちにくくなる効果があります。
生地で二の腕自体は覆われているので、カバー力も十分! 程よい肌見せで抜け感も出せて、夏らしい装いになります。
⑥シアートップス|透け感で涼しげに
シアー素材は、透け感があるのに二の腕をカバーできる優れものです。
薄手の生地で軽やかな印象を与えながら、視覚的に二の腕をぼかしてくれます。
特に黒などの濃い色を選ぶと、透けていても細見え効果があります♪ インナーとのレイヤードスタイルも楽しめて、おしゃれ度がアップします。
⑦オーバーサイズTシャツ|トレンド感もプラス
大きめサイズのTシャツは、袖が長めになって自然と二の腕をカバーできます。
ゆったりとしたシルエットで体型全体をカバーしつつ、今っぽい雰囲気も出せます。
一枚でさらりと着るだけで決まるので、忙しい朝にも便利です。
ボトムスをコンパクトにまとめれば、バランスの良いコーディネートになります。
羽織りもので二の腕カバー|使い方とコツ
羽織りものを上手に使えば、さらにコーディネートの幅が広がります♪
カーディガンの活用法
カーディガンは羽織るだけでなく、肩掛けスタイルも二の腕カバーに有効です。
いろいろな着こなし方
- 袖を肩にかけるだけのシンプルスタイル
- たすき掛けにしてボディバッグ風にアレンジ
- 羽織るだけで冷房対策にも
ボタンを留めて袖を軽く結ぶと、ずり落ちにくくなります。
二の腕をしっかりカバーしたいときは、袖を腕に引っかけるように掛けるとよいでしょう!
その他の羽織りもの
ボレロ
短丈のボレロは、ノースリーブワンピースの上に羽織ると二の腕カバーになります。
コンパクトなシルエットなので、全体のバランスを崩さずに使えます。
フォーマルシーンでも活躍する便利なアイテムです。
ロングベスト
ロング丈のベストを重ねると、二の腕のラインをカバーしながら縦のラインを強調できます。
縦長効果ですっきりとした印象になり、全体的なスタイルアップにもつながります♪
羽織りものを選ぶときのポイント
☑ 薄手で軽やかな素材を選ぶ
☑ コンパクトに畳めるものが持ち運びに便利
☑ 肩幅が広がりすぎないサイズ感を選ぶ
厚手の生地は暑苦しく見えてしまうので、素材の重さに気をつけましょう。
【年代別・シーン別】二の腕カバーコーデのポイント
年代別のポイント
30代向け
トレンド感を意識しながら二の腕カバーができます。
バルーンスリーブやパフスリーブなど、旬のデザインを積極的に取り入れましょう♪ ベーシックなアイテムに一点トレンドアイテムをプラスするだけで、おしゃれ度が上がります。
40代向け
品の良さと体型カバーを両立させたいところです。
フレアスリーブのブラウスやとろみ素材のトップスなど、女性らしさを引き立てるアイテムがおすすめ。
色味は落ち着いたトーンを選ぶと、大人っぽい印象になります。
50代向け
着心地の良さと上品さを最優先に選びましょう! 天然素材のゆったりとしたトップスなら、快適に過ごせて体型カバーもできます。
ベーシックなデザインを選んで、アクセサリーやスカーフで個性を出すのがおすすめです。
シーン別コーデ例
普段着・カジュアル
- 五分袖Tシャツ × デニムパンツ
- オーバーサイズトップス × ロングスカート
仕事・オフィス
- フレアスリーブブラウス × テーパードパンツ
- きちんと感のあるシャツ × ミモレ丈スカート
お出かけ・デート
- フレアスリーブブラウス × フレアスカート
- バルーンスリーブワンピース
式典・フォーマル
- ノースリーブワンピース × ボレロ
- 五分袖ワンピース単体
シーンに合わせて、適切なアイテムを選びましょう♪
色・柄選びで二の腕を目立たなくする方法
服の色や柄によっても、見え方が変わってきます!
細見え効果の高い色
濃い色は引き締め効果があり、二の腕を細く見せてくれます。
細見えカラー
- 黒、ネイビー、ダークグレー
- ダークグリーン、ボルドー
ただし、暑い季節に濃い色ばかりだと重たく見えることも...白やベージュなどの明るい色も取り入れましょう♪
濃い色のトップスに明るい色のボトムスを合わせると、バランスが良くなります。
柄物を選ぶときのコツ
柄物を選ぶ際は、柄の大きさと配置に注目しましょう。
☑ 小さめの柄が全体に散らばったデザイン...視線が分散されて二の腕が目立ちにくい
☑ 縦のストライプ...縦のラインが強調されて、すっきり見える効果あり
☑ 大きな柄が二の腕部分に来るデザイン...かえって目立つので避けたほうが無難
上下の配色バランス
上下の配色バランスも重要なポイントです。
トップスを濃い色にして、ボトムスを明るい色にすると、視線が下に流れて二の腕から注意がそれます。
また、上半身にボリュームのあるトップスを着るときは、ボトムスをコンパクトにまとめましょう。
メリハリのある配色を意識すると、全体的にすっきりした印象になります♪
通販で失敗しない選び方のチェックポイント
通販で服を買うときは、いくつかポイントを押さえておくと失敗が減ります!
サイズ表の確認方法
通販で服を買うときは、サイズ表を必ず確認しましょう。
特にチェックすべき項目
- 袖丈
- 袖口の周囲
- 身幅
自分の腕の長さと二の腕の太さを測って、サイズ表と照らし合わせてください。
モデル着用のサイズと身長も参考になります。
同じくらいの身長の人が着ているサイズを選ぶと、失敗が少なくなります♪
素材表示でチェックすべきこと
素材表示は着心地を左右する重要な情報です。
☑ 天然素材の割合が高いほど、通気性が良く快適
☑ ポリエステル100%は暑い季節には蒸れやすいので注意
☑ ストレッチ性のある素材かどうか
少しゆとりを持って着られるほうが、二の腕カバーには適しています。
写真で確認すべき3つのポイント
商品写真からも多くの情報が得られます。
袖のボリューム感
ゆとりがあるかどうかは写真からも判断できます。素材の質感
光沢があるか、マットな質感か、透け感があるかなどを見極めます。全体のシルエット
自分が求めるイメージと合っているか確かめましょう。
二の腕カバーコーデでよくある失敗と対処法
実際に着てみると「あれ?」ということも...よくある失敗と対処法をご紹介します!
「暑苦しく見える」を防ぐには
二の腕をカバーしようとして、かえって暑苦しく見えてしまうことがあります。
対策方法
- 薄手で軽やかな素材を選ぶ
- 色は明るめか透け感のあるものにする
- 首元をすっきり見せる(Vネックやボートネックなど)
首周りが開いたデザインを選ぶと、涼しげな印象になります♪
「着膨れして見える」を避けるコツ
ゆったりとしたトップスは体型カバーになりますが、着膨れすることもあります。
☑ トップスにボリュームがあるときは、ボトムスをタイトにまとめる
☑ ウエスト位置が分かるデザインを選ぶ
☑ ベルトやリボンでウエストマークする
メリハリをつけることが重要です!
袖が邪魔に感じるときの工夫
五分袖や七分袖は二の腕カバーに最適ですが、作業するときに邪魔になることがあります。
そんなときは、袖をまくりやすいデザインを選びましょう。
袖口にゴムが入っていないものや、カフスがないものなら、さっとまくれて便利です。
また、ドルマンスリーブなど袖ぐりにゆとりがあるデザインなら、動きやすくて快適に過ごせます。
夏の二の腕カバーと一緒に考えたいこと
二の腕カバー以外にも、夏のファッションで気をつけたいポイントがあります。
冷房対策と二の腕カバーを両立させる
夏は室内の冷房対策も重要な課題です。
二の腕をカバーできるトップスは、そのまま冷房対策にもなります! 五分袖や七分袖なら、冷えやすい腕をしっかり守れます。
さらにカーディガンやストールを持ち歩けば、温度差が激しい場所でも安心♪ コンパクトに畳めるものを選ぶと、持ち運びに便利です。
汗対策も意識した素材・デザイン選び
暑い季節は汗対策も忘れてはいけません。
快適に過ごせる素材
- 吸湿速乾性のある素材
- コットンやリネンなどの天然素材
また、脇の部分にゆとりがあるデザインを選ぶと、通気性が良くなります。
ぴったりとフィットしすぎないシルエットが、夏には適しています。
インナー・下着の選び方が仕上がりを左右する
意外と見落としがちなのが、インナーや下着の選び方です。
シアー素材やニット素材のトップスを着るときは、インナーが透けて見えないように注意しましょう。
ベージュやモカなど、肌になじむ色を選ぶのがおすすめです。
また、ブラジャーのストラップが見えないデザインのインナーを着ると、すっきりとした印象になります。
見えてしまう場合は、あえて見せブラやキャミソールをレイヤードするのもおしゃれです♪
まとめ|自分に合った方法で夏を快適に
夏の二の腕カバーは、素材選びとデザイン選びがポイントになります。
完全に隠すことだけにこだわらず、視線をそらしたり影を作ったりする工夫をすれば、涼しさとカバー力を両立できます。
五分袖のトップスやフレアスリーブ、バルーンスリーブなど、自分に合ったデザインを見つけましょう!
羽織りものを上手に活用すれば、シーンに応じた着こなしが楽しめます。
カーディガンの肩掛けやボレロなど、いろいろな方法を試してみてください♪
年代やシーンに合わせて、自分らしいコーディネートを見つけることが大切です。
この記事でご紹介した方法を参考に、夏のおしゃれを存分に楽しんでください。