50代で体型が変わるのは自然なこと

まずお伝えしたいのは、50代で体型が変わるのは誰にでも起こる自然な変化だということ。

☑ 更年期でホルモンバランスが変化し、お腹周りに脂肪がつきやすくなる
☑ 筋肉量が低下して、ボディラインが崩れやすくなる
☑ 肌質や髪質も変わり、似合う服のテイストが変わってくる

若い頃と同じ服がしっくりこなくなるのは当然のこと。

大切なのは、今の自分に合った服選びを知ることです!


着痩せの基本ルール4つ

まずは、どんなアイテムにも応用できる基本のルールを押さえておきましょう♪

① 縦のラインを意識する

着痩せの基本は「縦のライン」を強調すること。

ロング丈のカーディガンやストレートシルエットのパンツなど、上から下へ視線が流れるアイテムを選ぶと全体がスッキリ見えます。

体型カバーを意識したアイテムを1点取り入れるだけでも、印象はガラッと変わりますよ!

② 首・手首・足首の「3首」を見せる

体の中で細い部分である「首」「手首」「足首」を見せると、華奢に見える効果があります。

  • 袖をまくって手首をチラ見せ
  • アンクル丈のパンツで足首をのぞかせる
  • Vネックで首元をスッキリ見せる

少しの工夫で抜け感が生まれて、軽やかな印象に♪

③ 収縮色と膨張色を使い分ける

色の選び方も着痩せには重要なポイント!

収縮色(引き締めて見える) 膨張色(広がって見える)
黒・ネイビー・チャコールグレー 白・ベージュ・パステルカラー

気になる部分には収縮色を、顔周りには明るい色を持ってくると、メリハリのあるコーデが完成します。

④ 上下でメリハリをつける

全身をゆったりしたアイテムでまとめると、かえって太って見えてしまうことも...。

「ゆる × ピタ」のバランスを意識してみてください!

  • ゆったりトップス → 細身のパンツ
  • ワイドパンツ → コンパクトなトップス

どちらかを引き締めることで、バランスの良いシルエットになります。


【部位別】気になるパーツをカバーするテクニック

お腹周りが気になるなら

ぽっこりお腹をカバーするなら、こんなアイテムがおすすめ♪

☑ ウエストから裾にかけて広がるペプラムデザイン
☑ お腹からヒップまで隠れるチュニック丈トップス
☑ 肉感を拾わないハリのある素材

お腹を隠そうとタイトなものを避けがちですが、ハリ感のある素材ならスッキリ見えますよ!

二の腕が気になるなら

二の腕カバーには袖のデザインが重要!

おすすめの袖デザイン

  • ドルマンスリーブ
  • フレアスリーブ
  • 肘が隠れる半端袖

袖口が少し絞られているデザインだと、さらに細見え効果がアップします。

フレンチスリーブや短い半袖は、逆に腕の太さが目立ってしまうので避けた方が無難です。

下半身が気になるなら

太ももやヒップが気になる方には...

センタープレス入りパンツ → 縦のラインで脚がまっすぐに見える
Aラインスカート → 腰回りはフィット、裾に向かって広がるシルエット
ロングタイトスカート → 縦長シルエットで脚長効果

どれも下半身をスッキリ見せてくれる頼れるアイテムです♪

背中や肩まわりが気になるなら

肩幅が広い方や背中にお肉がつきやすい方は、首元のデザインがポイント。

VネックやUネックなど、縦に開きのあるデザインを選ぶと、視線が縦に流れて上半身がスッキリ!

首が詰まったデザインは上半身を大きく見せてしまうので、避けた方が良いですね。


おすすめの着痩せトップス4選

ロング丈シャツ

お尻まで隠れるロング丈のシャツは、1枚あると重宝するアイテム♪

前を開けて羽織ればカーディガン感覚で使え、縦のラインを強調できます。

ハリのあるコットン素材なら、体のラインを拾わず上品に見えますよ。

とろみ素材ブラウス

落ち感のあるとろみ素材は、体のラインをひろいにくく着痩せ効果バツグン!

光沢感のある素材を選べば、大人の品格も演出できます。

きれいめにもカジュアルにも使えるので、持っておくと便利です。

Vネックニット

Vネックは顔周りをスッキリ見せ、小顔効果も期待できるデザイン。

首が長く見えるので、上半身全体がコンパクトな印象に♪

インナーにシャツを重ねてVゾーンからのぞかせる着こなしもおすすめです。

バンドカラーシャツ

襟のないバンドカラーシャツは、首元に抜け感が生まれて軽やかな印象に。

きちんと感がありながらリラックスした雰囲気も出せる、大人にぴったりのアイテムです。

ボタンを1〜2個開けて着ると、こなれ感がアップしますよ♪


おすすめの着痩せボトムス4選

テーパードパンツ

裾に向かって細くなるテーパードパンツは、着痩せボトムスの定番!

足首が見えるアンクル丈を選べば、脚長効果も期待できます。

ウエストがゴム仕様のものなら、お腹周りも楽ちんです♪

ストレッチ美脚パンツ

適度なストレッチが効いたパンツは、動きやすさと美シルエットを両立。

体に沿いすぎず、程よくフィットするものを選ぶのがポイントです。

ダークカラーを選べば、さらに引き締め効果がアップ!

ロングタイトスカート

ストンと落ちるロングタイトスカートは、縦のラインを強調して脚長に見せてくれます。

歩きやすいようにスリット入りのデザインを選ぶと、足さばきも良く快適♪
落ち感のある素材なら、ヒップラインも目立ちにくくなります。

プリーツスカート

プリーツの縦線は、視覚的に細見え効果を発揮!
動くたびに揺れるシルエットが女性らしさも演出してくれます。

細かいプリーツよりも、やや幅のあるプリーツの方が上品な印象に仕上がりますよ。


おすすめの着痩せワンピース3選

ウエストマーク付きワンピース

ウエスト部分にベルトや切り替えがあるワンピースは、くびれを強調してメリハリボディに♪

ストンとしたIラインワンピースよりも、スタイルアップ効果が期待できます。

切り替え位置が高めのものを選ぶと、脚長効果もプラス!

シャツワンピース

前開きのシャツワンピースは、1枚で着ても羽織りとしても使える万能アイテム。

縦に長いシルエットが全身をスッキリ見せてくれます。

ウエストにベルトを合わせれば、メリハリのある着こなしも楽しめますよ♪

フレアワンピース

ウエストから裾に向かって広がるフレアワンピースは、下半身をふんわりカバー。

太ももやヒップのラインが気になる方にぴったりです。

上半身はコンパクトにまとまるデザインを選ぶと、全体のバランスが良くなります。


小物で着痩せ効果をアップ!

服だけでなく、小物も着痩せに一役買ってくれます♪

バッグ
縦長のトートバッグや斜めがけのショルダーバッグは、縦のラインを強調してスッキリ見せる効果あり。

ウエスト位置にポイントを作ると脚長効果も◎


足の甲が見えるVカットパンプスや、つま先が尖ったポインテッドトゥは足元をシャープに見せてくれます。

足元がスッキリすると、全身のバランスがぐっと良くなりますよ!

アクセサリー
シンプルなトップスには、ロングネックレスをプラス。

それだけで縦のラインが生まれて、全体が引き締まって見えます。


やりがちなNGコーデと改善ポイント

せっかく着痩せアイテムを選んでも、コーデの組み方で逆効果になってしまうことも...。

よくあるNGパターンをチェックしておきましょう!

NG① 全身ダボダボコーデ

体型を隠そうと全身ゆったりアイテムでまとめると、逆に体が大きく見えてしまいます。

→ 改善ポイント
上半身か下半身、どちらかを引き締めてメリハリを出す

NG② 全身真っ黒コーデ

黒は引き締め効果がありますが、全身黒だと重たく地味な印象に。

顔周りがくすんで見え、老けて見える原因にもなります。

→ 改善ポイント
黒はボトムスに使い、トップスは明るい色を選ぶ

NG③ 流行を追いすぎる

トレンドを取り入れるのは素敵なことですが、若い世代向けのデザインをそのまま取り入れると無理している印象になることも...。

→ 改善ポイント
トレンドは小物で取り入れる、色味だけ取り入れるなど、さりげなく楽しむ

NG④ サイズが合っていない

「ゆったりした方が隠れる」と大きめサイズを選ぶと、かえってだらしなく見えてしまいます。

→ 改善ポイント
肩の位置が合った、自分の体にフィットするサイズを選ぶ


低身長さん向けの着痩せポイント

身長が低めの方は、さらにこんなポイントも意識してみてください♪

ハイウエストボトムで脚長効果

腰の位置を高く見せることで、脚が長く見えます。

トップスはインするか、短めの丈を選んでウエスト位置を強調しましょう!

小さめの柄を選ぶ

柄物を着るなら、小さめの柄が正解。

大きな柄は体を大きく見せてしまい、低身長さんにはアンバランスになりがちです。

細めのストライプや小花柄など、繊細な柄がおすすめですよ。

丈感に注意する

スカートやワンピースの丈が長すぎると、背が低く見えてしまいます。

ミモレ丈やアンクル丈など、足首が見える長さを意識すると、バランスよくまとまります。

パンツも裾が余る場合は、丈詰めして調整しましょう。


よくある質問

Q. プチプラでも着痩せアイテムは見つかる?

A. もちろん見つかります!

大切なのはシルエットと素材感。

ハリのある素材やストレッチの効いた美脚パンツなど、体型カバーを意識したアイテムを選べば、価格に関係なくスッキリ見えは叶いますよ。

Q. 通販で失敗しないサイズ選びのコツは?

A. 自分のサイズを測っておくことが大切!

商品ページのサイズ表と照らし合わせ、普段着ている服の実寸と比較してみてください。

モデルの着用サイズや身長も参考になります。

Q. カジュアル派でもきちんと感を出すには?

A. 素材を1点だけアップグレードしてみて!

Tシャツをとろみ素材のブラウスに変える、スニーカーをレザー調のものにするなど、1点変えるだけで印象がガラッと変わります。

Q. 季節ごとに気をつけるポイントは?

A. 季節に合わせた工夫が大切です。

季節 ポイント
春・秋 ロングカーディガンやジレで縦ラインを作る
袖ありトップスで二の腕・背中をカバー
薄手の暖かインナーを活用し、アウターはスッキリシルエットを選ぶ

まとめ

50代で体型が変わるのは、誰にでも起こる自然なこと。

大切なのは、今の自分に合った服選びを知ることです。

着痩せのポイントをおさらい♪

☑ 縦のラインを意識したシルエット作り
☑ 首・手首・足首の「3首見せ」で抜け感を出す
☑ 収縮色と膨張色を使い分ける
☑ 上下でメリハリをつける
☑ 部位別に効果的なアイテムを選ぶ

ほんの少しの工夫で、スッキリ見せることは十分可能です!

体型カバーアイテムを上手に取り入れながら、50代のおしゃれを思いっきり楽しんでくださいね♪